みらい平の幼児教室 2歳児のクラス
これは、ヒューマンベイシス(リトミック教室)2歳児のクラスのお友だちの「作品」です。
どれもみんなすてきでしょ。
スタジオには、まだ指が良く動かない2歳児ためのハサミ、自分で切れる様になってきたけど安全に留意が必要な3歳児のためのハサミ、そして、幼児用、小学生用と年齢に応じたハサミが用意されています。
4月の1回目のレッスンでは、2歳児用のハサミを使ってチョキチョキと切りました。
2回目のレッスンでは、丸、三角、四角の絵本を見て、ミシン目のついた紙を手でちぎってみました。意外と手先の力や集中力が必要です。
そして、いよいよ3回目のレッスンで、好きな色の画用紙にそれらを貼りました。
先生方は、最低限の手助けのみで、優しく見守ります。
私たちが子供に言ったのは、「この間切ったのを貼ってみようか」
これだけです。
切る紙も貼る台紙の紙も、好きな色を選びます。
見守っていると、実に自由に楽しげに創作活動が進められるのです。
上手な作品にするための手法は、小学生になって、「イメージしたものを、どうしたらより良い形に出来るか」を求めたときに、学べば良いのです。
幼児期のアートは、もっと自由で良いと私たちは思っています。
いえ、自由であるべきだと思っています。
ニューヨークでジャズピアニスト・作曲家として活躍している教え子のみぎわさんが、スタジオでライブをしてくれた時、子どもたちにこんな話をしてくれました。
「日本ではねえ、ヒトと同じことをするのが大事だけど、ニューヨークでは違うことをするのが大事なの」
アートや芸術は、社会のルール(バイアスも含めて)とは別の所にあるからこそ、貴重なのですね。
時々、勘違いしている方もいますが、アーティストたちも法律や決められたことは守るべきですよ。(おかしいと思ったら声を上げるべきですけれどね)そして、他の人への配慮も必要ですよね。
芸術に必要なことは、心と感性がどれだけ自由で豊かで、なおかつそれを表現する手段を持っているかだと思うのです。
「わがFactory of Dreamsの小さなアーティストたちよ!
理性を備えながらも、この自由な心と感性を失わずに、大きくなっていって欲しいなあ。」
貼られた作品を見て、そう願った講師陣でした。