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みらい平の幼児教室 リトミックって何ですか? | Factory of Dreams

コラム

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みらい平の幼児教室 リトミックって何ですか?

皆さんは、リトミックって、なんだと思いますか?

 

何人かに聞いてみましたら、

「幼児が音楽に合わせて身体表現をすること」

「プレ幼稚園的な習い事」

「幼児がピアノをやる前に行くリズム教室」

「リズム体操」

などの答えが返って来ました。

 

若い男性などは、

「何ですか?それ」

とか、

「聞かないですね、なじみがないなあ」

「体操?」

という方もいらっしゃいました。

 

あなたは、何と答えますか?

 

ピアノ、英語、スイミングなどは、言葉そのものもわかりますし、それらを身に付けるためにレッスンに通う、それもわかります。

でも、リトミックって?????

ピアノが弾けるようになる、英語が話せる様になる、泳げるようになる、これらはわかりますが、

リトミックが出来るようになる?

そもそも、そのリトミックがわかりませんよね。

 

よく、「スイスの作曲家・教育者ダルクローズによって考案された音楽教育の一つ」と書かれています。しかし、彼の書いた論文を読みますと、その内容は、深く広く、対象となる表現分野も多岐にわたり、年齢も幼児に限定されているものではありません。

リトミックとは、音楽・ダンス・演劇など、体を使う芸術表現への考察や提言と言ったら良いでしょうか。

 

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Factory of Dreamsでは、0歳から3歳までの、この限定したクラスを、リトミックと呼ばないのは、ダルクローズに対してのリスペクトもあります。

リトミックとは、幼児期に限定されるものでは無く、もっともっと対象年齢も幅広く、追及していくべきものも単純なものでは無いからです。

 

ダルクローズの論文を読み、書かれている言葉を紐解いていこうとすると、その深さと広さに、ため息が出ます。

これを書いている上原自身も、まだまだ、理解しきれていません。

 

リトミックとは、一言で言えないものです。

そして、とても残念なことに、この本質を学び深める場が、非常に少ないというのも事実です。

 

非常にもどかしい思いをしながらも、また、リトミックという言葉に畏れを感じながらも、きっと、多くの方が検索するであろう「リトミック」をホームページなどでは使っています。

 

ダルクローズが亡くなって今年で73年になります。

デジタルなものなど無かったこの時代には想像も出来ない時代になりましたね。

近年、新たに解明されてきた脳の発達や機能、脳から分泌される物質についても大いに学び、私たちがかつて学んだことに新たな考察を加え、3歳までのヒューマンベイシスのクラスのカリキュラムの構成や、使う音楽なども決めています。

 

4歳以上のクラスでも、それぞれの講師が現場で感じたことや、新たに学んだことを持ち寄り、レッスンの質の向上に役立てています。

それも、様々な表現芸術を包括しているスタジオの強みであると自負しています。

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