つくばみらい市のピアノ教室 Factory of Dreams ピアノって何のために習うの?
先日、双子の大学生の教え子が遊びに来てくれました。
昔話に花が咲き、教育論、人生論、彼らが目指している仕事(看護師)について、その中でどんなことがやりたいか、などなど、実に多岐に亘って、一緒に語り合いました。
彼らとの話の中で、嬉しかったことが沢山あります。
主なことは、下記の様なことです。
一つは、彼らが、自らの頭で考えたり、心で感じたり、傷ついたり迷ったり悩んだりしながら、ポジティブに生きているということ。
もう一つは、音楽などの芸術は何のために存在するのか、小さい頃から共に過ごした時間の中で、しっかりと感じ取り、人生の根源的な大切なことと結びつけていること。
そして、自分はどうありたいかを求め続けていること。
思い出を語る中で、ピアノ教室なのに、歌ったり踊ったり、アンサンブルをしたり、伴奏をしたり、小さい子の発表会のお手伝いをしたり、本当に盛りだくさんで楽しかったというのです。
そして、最も心に残っているのが、プロのオーケストラと、ピアノコンチェルトのコンサートをしたことだそうです。
「音楽は、誰かと歓びを分かち合うためにある」という信条の元、
「子ども時代に、良い大人と出会わせてあげたい」
「ひたむきに音楽と向き合う機会を作ってあげたい」
そんな思いから、コンチェルトのコンサートを5年に一度、記念コンサートとして開催してきました。
上原が主催していたクリエ音楽教室では、優劣を競うのではなく、音楽を感じ自分らしい演奏が出きることを大切にしてきました。
それは、表現することの本質でもあり、私が大切にしている人生観の根底にあるものでもあるのです。
コンチェルトのリハーサルや、本番でも、それぞれが、他の演奏者にもエールを送り、リスペクトする姿は、心が温まります。プロのオケのメンバーも、子どもたち一人一人を温かく見守り、寄り添って演奏してくださいます。
みんながこんな風だったら、世界はきっと平和なのに、と、いつも思うのです。
「それにしても、本当に二人共練習をしてこなかったね~。お母さんに、練習しないならやめなさいって言われなかったの?」と聞くと、
「やめなさいとは、言われなかった。」
顔を合わせて「ね」と言うのです。
「言われなくて良かったね~。」
やめていたら、今の彼らの、音楽を楽しむ日々は無かったですからね。
「お母さん、ありがとう」ですね。
妹のHちゃんは、楽譜を見て弾く派。
兄のT君は、気持ちいい音を探して弾くのだそうです。レパートリーの中心はJポップ。
実習先の施設でピアノを弾く機会があり、とても喜んでくれたと話してくれました。
音楽療法にも興味があるけれど、そして、そんなことを仕事にしたいけれど、まだまだ日本では、ボランティアという感覚が強いことや、大学や専門学校にも、音楽療法科がないことも、話題になりました。これからきっと学ぶ場も出来て来るだろうし、仕事として認められる様になってくると思うけれど、それまでは、ボランティアであっても、やっぱりさあ、音楽を通して元気になってもらえたり、喜んでもらえるとか、看護師の仕事の合間にでも音楽が出来るっていいよね、という様な話もしました。
音楽って、やっぱり、人と競うためじゃなくて、豊かになるためにある。そして、人は、心が動いた時に、「生きている喜び」を感じ、「生きていて良かった」と思うと、この年になっても思っています。そう、ピアノは、豊かになるために、習うのだと、私は強く思い続けています。
彼らが、ピアノを弾くテクニックや理論だけでなく、スピリッツも学んでくれていることが、何よりも嬉しかった、二人の訪問でした。










