工作は頭を良くする?集中力を身に付ける?みらい平のアート教室
脳のフロー状態と集中力、非認知能力、そして構築力や想像力など、算数や数学の力に結びつくということを書こうと思っていたら、2年前に書いた文書がありましたので、掲載します。
今、アートクラスのワークショップの準備をしています。「ハロウィンの衣裳を作ろう」という企画です。材料を探すために100円ショップに行くと、ハロウィンの様々なグッズが並んでいます。
「ああ、作らなくても、何でも100円で買えちゃうんだよねえ・・・・・」と、複雑な気持ちになりました。
親も忙しく、子供も保育園や学童に行っていて、お互いに家にいる時間も短いですし、確かに、「作る」よりも、買ってしまった方が、楽ですし、早いですし、見た目も良いものが手に入ります。
それは、日々口にする食事にも言えますね。スーパーやコンビニに行くと何でも売っているので、本当に便利ですね。
でも、これで良いのだろうか?と、疑問も湧いてきます。
「魔女の帽子が欲しい」としましょう。100円ショップには100円で売っているのです。110円払えば、瞬時に手に入ります。
自分で作るとしたら、どうでしょう?あの三角帽は、どうしたら出来るだろうか?と、扇形をまるめることをイメージしなければなりません。
三角形をまるめると、傾いた帽子が出来てしまいます。
そこで、水平に置いて底を切って、それを開くと扇形であることがわかります。
自分の頭にフィットする大きさにするには?ツバと上手く合わせるには?色んなことを考えて、試作品を作ったりしながら、それでも上手く出来なかったりするのです。
でも、三角帽子は上手く出来なくても、こうして様々なものを作っていくことで、やがて、イメージしたものが作れる様になっていくのです。
それだけではありません。ハサミを使ったり、鉛筆や定規を使ったり、紙を丸めたり、ノリやセロテープを使ったり、実にいろいろな作業をしていくのです。
頭の中でも、出来上がりの形をイメージして、それを平面に落としたものを、頭の中で組み立てていくのです。
夢中になっている時間も貴重です。脳がフロー状態になることの経験は、集中力を身に付けていきます。
そして、作った後は、体全部を使って遊ぶのです。
「私は魔女。お前に魔法をかけてやる~~~~」なんて、成りきって遊びたいものです。
ここでもまた、想像力や体の発達が促されて行きます。
この様な工作や遊びは、タブレットで知識を身に付ける学習よりも、計算ドリルよりも、遥かに創造的で、楽しく、手先や体、脳を使います。知識を学ぶことも大切です。それを応用したり、拡げたりしていく脳を育てたり、その楽しさを体験することは、もっと大切です。
ドリルも多少は必要でしょう。でも、AIの時代、人間が人間たる所以は、創意工夫して生み出すことにこそあると思うのです。
何でもお金で買えることは、人間の劣化につながっていくと危惧するのは、私だけでしょうか。
写真は、ワークショップの時のものです。











